こんにちは、
末次社労士事務所の末次です。
これまでねんきん特別便で対応
させて頂いた方々の話を総合すると
大きく2つに分かれます
1.働いた記憶があるのに、年金の
記録が無い。
2.働いた記憶が無いのに、年金の
記録がある。
ねんきん特別便は2番に関しての
問い合わせであって、話の決め手は
その時の会社の名前・場所・業種
または自身の住所など、その記録
と整合性を見て、記録統合の手続きに取り掛かります。
2番に関して難しい所は、自身も覚えてないような短期間の就職(僕自身が担当させて頂いた
中には就職期間1週間未満、という記録もありました)のため、働いた記憶がほとんど
薄れていたり、同業種間で転々と会社を替わっていたり、パートやアルバイトで就業したので
厚生年金に加入しているなんて思ってもいなかったりするような記録も山のように出てきます
1週間未満の就業の場合などは、何か思い出に残るエピソードや、その時の大事件などが
きっかけにふっと思い出される場合があるようですが、そういうのも無い場合にはなかなか
記憶を蘇らせる事が難しいようで、苦労されている所を何度も目の当たりにしています。
また特に人口的に多い苗字(田中・鈴木・佐藤、など)の方で、その時代流行った名前やよく
居られる名前(○子・○夫)などの場合、60〜70歳台だと同姓同名・同生年月日
の方が数名出てきたり、という事もあります。
そうなると、その人の記録かどうかを確かめるには本人と思われる人物に問う以外方法が
なく、それが現在のねんきん特別便の発送に繋がっているわけです。
1番の場合では、これらの場合に社会保険事務所には該当する記録が無い
なんていう事も出てきます。
これらの原因は様々です。
・取得届に書かれている字が読み辛く正しく読み取れない。
・自身が生年月日を偽ったり、名前を変えていた事がある。
・就業の形態上、会社からは保険に加入させる義務が生じない人だった。(短時間就労の場合
・登録を怠っていた。(実際、住所変更が5年以上会社から出されて居なかった事も…)
・転記時に書き間違える。(漢字・振り仮名・生年月日・性別、等の記載間違い)
・会社側が登録時に間違えて記載してしまっている。(漢字・振り仮名・生年月日、等の間違い)
・保険者側が登録時に間違えて登録してしまっている。(上と同じ)
・そもそも会社が適用申請をしていない。(申請していない以上、記録に一切残りません)
・原簿の扱い方に間違いがあって、削除されてしまった。
・会社が何らかの原因・意図に基づいて、資格取得届を出していなかった。
などなど、他にも原因になりうるものはあると思います。
上にあげたもので「生年月日」「性別」「名前(漢字)」「名前(振り仮名)」等の間違いについては
実際には記録としてある可能性が高いので、「名寄せ」という作業で探し当てる事は可能です
ただ、「申請していない」・「削除された」などの場合は、そもそも記録として存在していない
事になります。
この場面の対応は非常に難しく、継続して記録の中から該当する会社を探す一方
被保険者(受給者)側としても、当時を知る人から話を聞いたりして裏付けを取らなければならず
なかなか容易ではありません。
特に、アルバイト等の就業にしかついておらず、それでも長期間勤めていた場合なども
自身では「働いていた」という記憶が濃く残っているにも関わらず、記録は一切ありません。
まずは「本当にパートやアルバイトだったのか」という所から立ち返り、思い出しつつ記録を探す
と言う方法になります。
ねんきん特別便に関しては、まだまだ発送は続くようです。
加えて、先日「再送付」という判のついたねんきん特別便が届いたようです。
中には、自宅から、または社会保険事務所を通じて「訂正あり」で返送したにも関わらず
再び以前と全く同じ記録で、一体どうなっているんだろうと思われた方が大勢居られるようです
実際に何故あんな風に再送付がされたのか、内情はさっぱり分からないのですが
疑問が有る場合には、近くの社会保険事務所に来所されるか、電話で問い合わせするように
してください。
特に、4月までにねんきん特別便が送られてきた方に関しては、記録の統合が完璧じゃない
可能性が高い方に送られています。
放っておくのは、得策ではないと言えます。
『「訂正あり」で返送したにも関わらず以前と変わらない記録で送られてきた方』は、その
ねんきん特別便が作成された日付を確認してみてください。
特別便の「作成年月日」は自身の「生年月日」の下に並んで記されています。
もし封筒を返送した日、または社会保険事務所に出向いて手続きを済ませた日
よりも古い作成日付なら、それは訂正される前の記録である可能性が大いにあります。
その場合は再び同じ事を書いて返送してもかわりませんので、そのまま新しい日付の
回答記録が届くのをお待ち下さい。
それでも返送した封筒等がちゃんと受理されているか気になる場合には、社会保険事務所に
行き、『封筒を送った、または手続きしたのに再び同じ特別便が来た』旨を伝えてください。
その場合には、記録の統合に関する進捗状況を聞く事ができます。
(他のねんきん特別便に関する業務で繁忙を窮める時は、時間がかかるときがあります。)
とりあえずまだまだ年金問題は留まる様子がありません。
時間がある時に、また特別便関係で記事を書きたいなと思います。
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